栄養素カタログ No.127乳酸菌
乳酸菌とビフィズス菌の違いは?
乳酸菌は炭水化物を発酵してエネルギーを獲得し、多量の乳酸を生成する一群の細菌の総称です。
乳酸菌は250種以上の種が認められており、12菌属(以上)に分類されています。
ビフィズスとはその中のビフィドバクテリウム属に分類される細菌の通称です。
・ビフィズス菌は酸素があると生息が出来ないが乳酸菌は酸素があっても生息ができます
→人や動物の腸管内は極めて酸素が少ない為ビフィズス菌が優勢となる傾向があるそうです。
腸内細菌を占める割合の10%がビフィズス菌で約1%が乳酸菌です。
その中でもビフィズス菌と乳酸菌の割合は9:1と圧倒的にビフィズス菌の方が多いのです。
・乳酸菌は乳酸菌しか作れません
・ビフィズス菌は乳酸と共に酢酸を作り出す能力が高い!
善玉菌を増やす為には?
一度摂取すればビフィズス菌が永久に腸内ですみつづけるものではありませんので、毎日継続して摂取することが大切なのです。
加齢とともに更に減少してしまうビフィズス菌ですが、善玉菌であるビフィズス菌が減少すると悪玉菌が増え、アンモニアなどの腐敗産物が増えてしまいます。
そうならない為に乳酸菌・ビフィズス菌が最大限に働ける環境を作る事が 大切になっていきます。
・善玉菌は同じ種類をたくさん入れるより違った種類の菌を入れるとサボることなくそれぞれの働きをします。
・善玉菌は(特にビフィズス菌は)様々な栄養素を必要とする為バランスのとれた食事をすること!
食物繊維や発酵食品など善玉菌の喜ぶ食材を食べるとより良いです♪
・腹八分目の食事で腸への負担を減らす!
・腸の運動を活性化させる為に適度な運動を!
腸は【第二の脳】と呼ばれるほど大事な臓器ですので 始められることから少しずつやってみてください。
来年の冬から風邪知らず、美肌名人を一緒にめざしましょう♪
ビフィズス菌の働きは?
ビフィズス菌が作る酢酸には、強い殺菌力や腸の粘膜を保護する作用などが認められています。
※酢酸はお酢として飲むことができますが、お酢は消化の途中で消化されて大腸まで届かないため、大腸での働きを期待するのであれば、大腸で酢酸を生成するビフィズス菌を増やすことが重要です。
またインフルエンザなどに対する感染防御作用や抗腫瘍作用、免疫調節作用、血中脂質改善作用も研究されているビフィズス菌もあります。
ビフィズス菌は葉酸やビタミンB群を作る事が知られており栄養素の吸収にも良い働きがあると報告されています。
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