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葉酸のはたらき~妊活・プレママ~

ここ数年、雑誌やテレビで特集が多数組まれたりと、「妊活」に興味を持つ女性が増えています。

そんな妊活中の方やプレママに注目されている栄養素が「葉酸」。
「摂った方がいいのは知っているけど実際に何に良いの?」
「いつから摂ればいいの?」 といった方も多いのではないでしょうか?

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管理栄養士 長谷川知未

葉酸って?

葉酸とは、1940年代にほうれん草から発見された、水溶性ビタミンであるビタミンB群の一種です。
葉酸は、たんぱく質や細胞をつくる時に必要なDNAなどの核酸を合成する重要な役割があります。
このため、赤血球の細胞の形成を助けたり、細胞の再生が活発である粘膜や、
胎児の正常な発育に役立ったりするなどの大切な働きをしています。
また、葉酸はビタミンB12と協力して血液をつくる働きがあるため、
不足すると巨赤芽球性貧血という悪性の貧血の原因になることもあります。

なぜ妊活・妊娠に必要?

●女性の身体づくりに必要
妊娠するため大切だといわれることのひとつに、子宮内の環境を整えるということがあります。
子宮内膜が適度な厚みを持ち、柔らかさを保てている状態だと、受精卵が着床しやすくなるといわれています。 この内膜を作るのは血液。貧血で血液が不足していると、内膜が厚くなりにくいだけでなく、冷えの原因にもなり、子宮や卵巣の働き自体も低下しやすくなってしまいます。

●赤ちゃんの発育に必要
赤ちゃんは、卵子と精子が受精したひとつの受精卵から細胞分裂を何度も繰り返して成長していきます。 この卵子や精子がお母さん、お父さんの体内で作られる時に、細胞内にあるDNAがうまく合成されないと、染色体に異常が出てしまいます。また、染色体異常の他にも、卵子や精子が正常に受精しても、その後の細胞分裂がスムーズに行われないと、流産のリスクが高まってしまいます。
さらに、赤ちゃんはお母さんの血液から栄養や酸素をもらって成長します。 そのため、妊娠中は普段の2倍以上の血液が必要だともいわれています。 血液が十分に作られず貧血状態になってしまうと、赤ちゃんの発育が遅れてしまう可能性もあるのです。
正しい細胞分裂や血液を作るサポートをしてくれる葉酸は、受精の段階から赤ちゃんの発育・成長のために欠かせない栄養素。 妊娠を考え始めた時から積極的に取り入れたいですね。

●赤ちゃんの疾病リスクを下げるために必要
妊娠初期は赤ちゃんの細胞分裂が盛んで、妊娠6週目頃までに脳をはじめ、神経細胞の80%が作られるといわれています。 この時期に、細胞にあるDNAを作る手助けをし、正しい細胞分裂をサポートする役割がある葉酸を摂ることで、二分脊椎症や無脳症などの神経管閉鎖障害のリスクを減らすことが世界の研究結果で証明されています。
1991年のイギリスやアメリカの臨床試験では、妊娠前から妊娠初期に葉酸を積極的に摂ると、赤ちゃんの二分脊椎のリスクが72%も低くなるということがわかっています。
こういった結果を受けて、日本でも2000年から厚生労働省が「妊娠を計画している女性や妊娠中の女性」に葉酸を摂取するように勧告。母子健康手帳にも葉酸の必要性が盛り込まれるようになりました。

葉酸の必要量は?

厚生労働省では、以下のように推奨されています。

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葉酸は食品にも含まれているものなので、ある程度食事から補うことが可能です。
しかし、葉酸は水に溶けやすく、熱に弱い性質で、加熱調理をすると約50%の栄養が失われてしまいます。 上記のように推奨されている量をしっかり摂るためには、食事からはもちろん、サプリメントなどの栄養補助食品を上手に活用してあげるのもお勧めです。
また、葉酸には1日1000μg(20代だと900μg)の上限量も定められています。
単純にたくさん摂れば良いというものでもないので、注意が必要ですね。。

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栄養士のオススメ

◆ 葉酸
葉酸は赤血球の細胞の形成を助けたり、細胞の再生が活発である粘膜や、胎児の正常な発育に役立ったりするなどの大切な働きをしています。妊活中から妊娠までは1日400μgをサプリメントで摂取することを推奨されています。

◆ ビタミンB群
ビタミンB群には葉酸をはじめ、葉酸とともに血液を作る助けになるビタミンB12や、タンパク質の代謝を助けるビタミンB6などが含まれます。また、妊娠中にはつわりを軽減させるはたらきも。チームで摂ることで、吸収率も高まります。

◆ ビタミンC
免疫力の向上や筋肉や骨を強くしたり、美白にも効果的なビタミンC。特に、ビタミンCには鉄分の吸収を助ける働きがあるので、妊娠中に起こりやすい鉄欠乏性貧血を予防するのにも役立ちます。また、葉酸が体内で働くには、活性化する必要がありますが、ビタミンCには、葉酸を活性化させる働きがあります。

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