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油は悪者?上手なオイルとの付き合い方

クリスマスや忘年会

・・・何かとイベントが多いこの季節。
外食の機会が増え、揚げ物などを口にする機会が増えている方も多いのではないでしょうか。ダイエット中の方や健康志向な方の中には揚げ物を控えている方が多いかと思います。しかし、油の中にはすすんで摂りたい、体に良い油があることをご存知でしょうか? 今回はそんな油についてのお話です。

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栄養士

「油」のはたらき

私たちの体は約60兆個もの細胞で出来ています。 健康な体も、病気の体もすべて細胞が作っています。 そんな大切な細胞の“膜”を形成する重要な材料が油(脂質)です。
細胞の門番とも言える細胞膜は、栄養素を取り込む、老廃物を排出する、細菌やウィルスの侵入を防ぐ、細胞同士の情報を伝達するなど、私達が生きていく上で大切な役割を果たします。
その他にも、脂質は私達が活動するための重要なエネルギー源となったり、体の様々な働きを調節するホルモンの材料になったり、熱の発散を防いで体温を保ったり、脂溶性のビタミンの吸収を助けたりします。

これだけでも、脂質が私たちの体で重要な働きをしている、必ずしも「悪者」ではないことが分かっていただけたと思います。

「油」の種類と特徴

しかし、体に良い油・悪い油を選ばず摂っていると、肥満やドロドロ血液の原因になるだけでなく、体中の細胞に悪影響を及ぼすことも。

油には種類があり、取り入れる油の種類や量がとっても重要なのです。

油は主な構成成分である脂肪酸によっていくつかの種類に分類されます。
牛肉や豚肉、乳製品などの動物性の脂肪に多く含まれるものは「飽和脂肪酸」、水温の低い海に住む魚や、紅花やコーン、ゴマ、オリーブなどの植物性の油に多く含まれるものは「不飽和脂肪酸」の仲間に分けられます。そして、不飽和脂肪酸は化学構造の違いから「オメガ3」「オメガ6」「オメガ9」とさらに細かく分けられます。

私たち人間は不飽和脂肪酸の中でもオメガ3系のαリノレン酸、オメガ6系のリノール酸を体内で合成することが出来ません。そのため、それらの脂肪酸は「必須脂肪酸」と呼ばれ、食事などを通して外から補う必要があります。

皆さんがご存知の通り、飽和脂肪酸を多く含む動物性の脂である牛脂やラードは常温では固体です。不飽和脂肪酸を多く含む植物性の油は常温では液体ですし、魚は冷たい水の中を泳いでいても脂肪が固まったりはしていません。
それと同じような現象が体の中で起こることを想像してみて下さい。 「飽和脂肪酸をとりすぎると血液がドロドロになる」と言われる理由が簡単にお分かりいただけるかと思います。

日本でも数年前から取り上げられるようになった「トランス脂肪酸」。これは植物油などの不飽和脂肪酸を精製する過程や、マーガリンを作る際に発生する有害な脂肪酸です。これを多く含む油は体に悪い油です。人体に様々な害を及ぼすことが分かってきたことから、海外では厳しく規制している国も数多くあります。

現代人はオメガ3不足!

以下の症状に当てはまる方は、オメガ3不足かもしれません。

 □ 風邪を引きやすい
 □ アレルギー体質だ
 □ 花粉症がつらい
 □ 肌のかぶれや湿疹ができやすい
 □ 肌に弾力がない
 □ イライラしやすい・気分が落ち込みやすい
 □ 疲れやすい・疲れが抜けにくい
 □ ダイエットが上手くいかない
 □ ホルモンバランスが乱れやすい

現代人は、飽和脂肪酸は十分すぎるほど取っていますが、ほとんどの人は必須脂肪酸(特にオメガ3系の脂肪酸)が不足している状態です。なぜなら、オメガ3の脂肪酸は普段口にする油には少量しか含まれず、亜麻仁やえごま、イワシ、マグロ、マス、サバなど限られた食品にしか十分に含まれていないからです。

そのため、現代人の細胞膜は硬くなり、栄養素や老廃物のやり取りがスムーズに行われにくくなっていると考えられています。上記の症状の原因は、細胞が本来の機能を果たせていないことが原因かもしれません。不足しがちなオメガ3をバランスよく取り入れることで柔軟性を兼ね備えた細胞膜を作ることができ、体中の細胞が正常に機能できるようになるのです。
 さらにオメガ3などの必須脂肪酸は、体内の硬い脂肪を溶かし、それを排出させる役割も果たしているのです!

体に悪い油「トランス脂肪酸」はゼロに、摂りすぎが心配な「飽和脂肪酸」は控えめに、不足しがちな「不飽和脂肪酸」はしっかり摂ることで、今まで『体質だから・・・』と諦めていた症状を改善できるかもしれません!

油の種類を意識して、全身の細胞が元気に働く体を目指しませんか?

栄養士のオススメ

食事から取り入れにくいものは、サプリメントを上手に活用しましょう。

◆ エゴマ(焙煎)エゴマ(生絞り)
オメガ3のα-リノレン酸をしっかり取れるエゴマのオイル。トランス脂肪酸フリーなので安心してお召し上がりいただけます。

◆ フラックスシードオイル(亜麻仁油)
オメガ3のα-リノレン酸をたっぷり含む亜麻仁のオイル。酸化しにくいカプセルタイプです。

◆ フィッシュオイルEPA・DHA
いわしから抽出したオメガ3のEPAとDHA。魚をあまり食べない方におすすめです。

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